開発されている中で代表的なOSS

OSSは様々な種類が開発されていて、目的や用途に応じて自由に使い分けることができます。それらの中でも代表的なものの1つとして、Big Blue Buttonと呼ばれているOSSがあります。これはデスクトップ上で使用するものであり、遠隔地にいる人と連絡を取り合うためのWeb会議システムとして開発されました。最大で100名を超える人物と接続でき、テレワークを円滑に進めるための高性能の音声通話機能を備えています。またテレビ電話機能がない場合のために、チャット機能も完備されています。

BIツール系のOSSとして開発されたものに、Pentahoというものがあります。これはBIに必要な大抵の機能を備えているのが特徴で、汎用性が高いため多くの方に利用されています。中でもインタラクティブ分析機能に秀でていて、ビジネスなど広範な場面で活躍しているのです。レポーティングやダッシュボード機能も充実しているため、そのときの状態を可能な限り詳細に記録することもできます。他にも便利なデータ統合機能なども有しています。

グループウェア系OSSの代表格に、Zimbraが挙げられます。これは、従来からあるグループウェア系OSSの良い部分だけを集約したようなソフトウェアであり、サーバー側とクライアント側の双方の立場から使用することができます。グループウェアとして欠かせないメッセージ機能を高いレベルで備えているため、メッセージ入力してから表示されるまでのタイムラグを気にすることなく、PC画面の向こうの相手と対話することが可能となっています。